段差計画

段差計画

S邸新築工事、設計施工物件。L型擁壁施工後の敷地に、次は基礎工事が完了した写真です。前回の写真と反対側からの構図になっており、写真右側の向かいの家が御両親の母屋で、その母屋側から1階の倉庫を使用します。敷地の段差部分、写真の左下を見ると基礎コンクリートが持ち出して浮いたような、面白い形になっています。わかりますでしょうか。
この部分、二階建ての家でいうと階段の踊り場の高さになっています。実は玄関がこの階段踊り場に設けてあり、住居部分へはこの写真を撮った方向から踊り場の高さにある玄関へ入り、階段を半階分上がって住居部分へ行く事になります。また、玄関から半階降りて行くと、そこにはウォークインクローゼットや階段下収納、洗面脱衣室、お風呂が設けてあります。そして脱衣室には一階の土間へ出入りする勝手口が設けてあり、そこでは洗濯物を干したり母屋へ伺ったりする事が可能です。

持ち出しコンクリートの玄関下一階敷地部分はL型擁壁と浮いた基礎コンクリートに挟まれたトンネルになっており、そこを通って建物の周りをグルリ一周する事が可能です。さらには写真右下には外部階段を計画してあり、段差のついた敷地同士を敷地内で行き来する事が可能で、敷地外の新しくつくられる道路も使えて、同じ敷地を二つの方法で上下左右に行き来する事ができる、面白い回遊性を持っています。

今回この外部階段、少し変わった方法で製作してみたので、別の記事にてピックアップしてみたいと思います。

2015/04/07

S邸新築工事(N-05)
/ <藤匠住宅>設計施工