基本設計

基本設計

「S邸新築工事」設計施工物件。今回は基本計画時の模型写真を掲載してみました。S邸では敷地の段差を効率良く利用する計画となっています。また周囲の瓦屋根の景観に馴染む、味わいのある素材感と美しい屋根を持つ外観を目指しました。

設計監理業務には段階があり、住宅の完成には、基本設計→実施設計→現場監理、と進んでいくことになります。「基本設計」では、施主からの要望と敷地の諸条件を整理し、配置、平面、断面計画を決定、建築物内外の意匠、建物が備える機能、性能、使用する材料、設備機器の種別を決定するところまでが業務として含まれます。そして次に続く「実施設計」は、工事に関わる全ての人間が読み取りやすく、積算や施工が的確に行えるための設計図書を作成する事が主な業務となります。
写真の模型段階は基本設計完了時です。この時点で、配置計画、1階と2階の平面計画、敷地四面の段差への対策、仕上や設備機器が決定しました。模型写真に向かって奥の敷地が1.5m上がっており擁壁にて土留めを計画し、写真左側は町が道路を作ることが決まっており、右側の隣地は空地でゆるやかな土手となっていましたので低めのコンクリ-ト擁壁で仕上げる事にしていました。施主要望により1階は御両親が農作業用の倉庫とする事が決まっていました。模型の車が向く方向に母屋があり、こちらから利用可能なように倉庫入口が設けられています。施主である若夫婦は1.5m上がった敷地の方から家にアプロ-チするため、玄関は模型写真奥、倉庫入口と反対側の高いほうに計画しました。倉庫と住居に必要な面積を比較すると住居部分に必要な面積がはるかに大きく、模型のように一階よりも二階が大きく持ち出す構成を思案しました。

2015/03/31

S邸新築工事(N-05)
/ <藤匠住宅>設計施工