回遊性

回遊性

今年最初の記事は、昨年末から続けているO邸です。
O邸のプランニングで一番大事にしたのは、建物高さが9mある真ん中の吹き抜け空間の箱に向かって、各場所をどのように配置し、開くかということでした。
この大きな吹抜けを中心に家の中の回遊性をもたせることに意味があります。

写真は玄関に入って吹抜けを見上げたものです。
階段、リビングにある窓、吹き抜けに面するワークスペース、バルコニーに繋がる廊下が不思議な角度で向かい合っています。この高いところから光を取り込む場所に対して、色々な部屋が向かい合っているコンセプトを提案したのは初回プレゼンでした。
小さな敷地、小さな間口に対して高い天井高さをとるのは、部屋のバランス的に難しく、何度も模型やパースで確認して寸法を決めていきました。実際できあがると不思議な角度の壁やおもいっきり高い天井が、この家を大変豊かなものにしてくれているのが実感できました。

角度が直角ではなく変形している分、建具などのディテールも様々な課題がありました。ですが仕上がりのルールを決めて場所ごとに解決策を練っていきましたので、統一感を保たせる事ができました。

写真で見ても、楽しそうな吹き抜けにできたと感じます。

2015/01/06

O邸新築工事(N-03)
/ <藤匠住宅>設計施工