けしょうもん

けしょうもん

K邸新築工事。今回は二階の柱が建っている状態の写真を掲載しています。
柱に紙が巻いてあります。これは仕上げとして見える柱を太陽による日焼けから保護するためのものです。ちなみに仕上げとして見える柱や梁等の木部を現場で「化粧もん」といいます。(福岡だけ?)
多くの木造住宅で、これだけの本数の柱に紙を巻いている事はありません。今回は真壁構造のため、ほとんどの柱が化粧もんです。
また、横に寝かせてある部材は二階屋根を支える梁ですが、これも化粧梁です。
これだけの量の化粧材で囲まれると、前回の記事まででお話した以外にも現場で気を付けなければいけない点が多数あります。
むやみやたらに、かかえた材料を振り回す事はできません。
腰に下げた釘袋も当たらないように気を付ける必要があります。
梁をクレーンで吊り下げる際には操作者の繊細な意識を必要とします。
職人さんたちは柱梁に汚れがつかないように軍手をしています。
木は陽に焼けたり傷ついたりしていき、味わいが深くなります。現場の最中でも当然経年変化はスタートしています。しかし引渡しのときには出来る限り綺麗な状態の化粧もんに囲まれて暮らしをスタートして欲しい、そのために現場に関わる人間が皆で気配りをしています。

写真右下、梁上部の長手方向に小さい溝が彫ってあります。実は後々の内部仕上で役立つ加工。先を見越して、この時点で加工しています。このような点に気付けるのが施工図検討の良い所のひとつです。また別の機会に記事にしたいとおもいます。

2015/03/17

K邸新築<陶山設計工房>
/ 設計+<藤匠住宅>/施工